10月20日(土)21日(日)、佐賀県立博物館美術館前で開催された、佐賀さいこうフェスのアートコーナーの監修と、SAGA SAIKOハイテーブルとベンチ、黒板アートの企画・造作を担当いたしました。
[アートコーナーの監修]
本年はアートコーナーの充実を掲げ、アートコーナーの実施内容の調整から空間演出を担当しました。アーティストそれぞれの想いや願いをお聞きし、発散できるような環境と、参加者のニーズとのバランスを中心に、体験の位置、順番を組み合わせを心がけて、設計しました。アートのプロセスは来場者には刺激的で、その観察も重要なポイントと感じています。また、機能的な体験ではなく、能動的な創造的な体験につながることで、回遊性を高め、日常にはない空間を作ることができました。
[SAGA SAIKOハイテーブルとベンチ]
一人ひとりの対話が、未来の佐賀を作り出す力になることを願い、アートコーナーと音楽ライブと飲食物販の3つのコーナーに分かれた会場の中央に、来場者が一箇所に集まり、自然に自由に対話をする環境として、企画と設計しました。SAGA SAIKOの文字の意味を意識しない大きさのハイテーブルとベンチにすることで、来場者の用途に合わせて自然に使えること(イベントの中での日常使い)を目指しました。
[黒板アート いざ!動物大行進]
だれでも自由に描ける発散する機会になるよう、黒板アートを企画と設計しました。佐賀には動物園がありません。でもみんな動物は大好きです。今回は、思い思いの動物が集まり、動物を考える「いざ!動物大行進」というテーマで掲げ、運営を行いました。およそ1000人の体験に繋がりたくさんの発見がありました。この実施での発見は、動物の顔をかけるものの、動物の体を描けないこと。実際に自分で描いてみても難しいことも分かりました。私も含め、もっと観察が必要なのかもしれません。